泣きたい

【君の膵臓をたべたい】今日という日が価値ある今日だと気付かされる名作

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

この映画はラブストーリーではありません。
「今までただ過ごしていた今日」という日を「かけがえのない今日」という日だという事を気付かせてくれるヒューマンストーリーです。

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ただ恋人が病気で亡くなるまでの余生を謳歌する映画でもない。ただの青春映画でもない。ただただ悔しくて切ない、めちゃくちゃ泣いてしまう、心を洗ってくれる作品でした。

【君の膵臓をたべたい】はどんな映画?

最初このタイトルを見た時の印象は、「ひえっ!」とか、「何で食べたいの!?」とかちょっと怖い事を想像してしまいました。しかし全然違います。ジャケットの綺麗な情景から想像する、【君の膵臓をたべたい】は、ヒロインが病気で生きるためにできる事を精一杯やって生きていくお話。はっきり言って私はこういった日本映画の涙を誘うようなお決まりストーリーには耐性がありました。

どうせ途中で男の子と女の子がくっついて、最後に願いを叶えてお互いありがとうと言いながら天国に行くんでしょ?お決まりストーリーはもう見飽きたよ…。絶対に泣かないよ!そんな私が、作品のクライマックスには…。口をへの字にしながらの大号泣です…。

病気ストーリーはもう見飽きたよ!そんなあなたほどおすすめしたい映画、それが【君の膵臓をたべたい】です。きっとあなたも周りに見てもらいたくなります。

予告編を貼っておきますが、これから【君の膵臓をたべたい】を見ようかと思っている場合、あまり見てもらいたくないです。いいシーンが散りばめられていますので、ぜひ先入観ゼロでの本編視聴をおすすめします。

【君の膵臓をたべたい】予告

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】東宝MOVIEチャンネルより

キャスト・スタッフ

浜辺 美波(山内 桜良 役)

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

劇中のヒロインを演じるのは、2011年 第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞を受賞した浜辺 美波。人気アニメの実写版「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」(2015/フジテレビ)本間芽衣子(めんま)役など、キラキラとした笑顔と名前がとても美しい若手女優です。

北村匠海(【僕】役)

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

桜良の人生の中でのキーパーソンとなる【僕】を演じるのは、北村匠海。ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーでもメジャーデビューを果たし、「陽だまりの彼女」(2013)「信長協奏曲」(2016)に出演したりと、マルチな活動をこなす若手俳優。

大友 花恋(恭子 役)

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

桜良の親友 恭子を演じるのは、Seventeen 専属モデルも務め、「大人ドロップ」(2014)「金メダル男」(2015)にも出演している、どことなくあどけなく大和撫子的、端正な顔立ちの大友 花恋。

小栗 旬(12年後の【僕】役)

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

【僕】の12年後を演じるのは、「花より男子」(2005/TBS)「クローズ ZERO」(2007)「銀狼」(2017)など、男っ気の強い役柄を多く演じている印象が強いのですが、今回演じるのは周りの人と接するのを避けて生きてきた物静かな性格の役。桜良の一言で教師になるが、このままでいいのか?と疑問を持つ毎日を送る。作品ごとに違う表情を見せてくれるその演技力には脱帽です。

北川景子(12年後の恭子 役)

©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
©住野よる/双葉社
引用元:【君の膵臓をたべたい】映画本編より

モデルのイメージが強い彼女ですが、女優としての才能も素晴らしいです。この作品では、12年後の恭子を演じます。「Dear Friends」(2007)や「家売るオンナ」(2016/日本テレビ)など、ハマり役をさせたらとにかくすごい。

あらすじ

高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の 言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。 彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を 思い出していく―。

膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、 【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。 だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、 終わりを告げる。

桜良の死から12年。

結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた―。
そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人―。

映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイトより

【君の膵臓をたべたい】の見てほしい所

【僕】とあなたに問いかける美しいセリフ

【君の膵臓をたべたい】では、内気な【僕】に構いもせず、桜良はたくさんの思いを口にします。桜良のセリフがとにかく胸に刺さるんです。その言葉は、劇中の【僕】だけではなく、あなた自身にも問いかけてきます。もう一度言いますね。桜の言葉がとにかく胸に突き刺さるんです。

心に突き刺さったセリフ①

私も君も、
1日の価値は一緒だよ?


【僕】が桜良の余命が残りわずかだという事を知った後、桜良は【僕】と同じ図書委員に立候補します。

本の整理を間違う桜良に迷惑がる【僕】は、なぜ余命わずかの状態で図書委員なんて立候補したのかと疑問を持ちはじめます。

【僕】はそんな桜良に、もっとする事はないのか?後悔はしないのか?と問うシーンでの桜良のセリフ。

胸に突き刺さりました。私たちは、もし自分の余命が分かっていれば1日1日を一生懸命生きるのでしょうか?死ぬ事を間近に感じてやっと、自分の人生に向き合うのでしょうか?

余命が分かっているから一生懸命毎日を生きるのって違うんですよね。

病気をしていなくたって人はいつ死ぬか分からない。いつ死ぬか分からないから毎日を一生懸命生きるというのは当然だけど、死ぬのが分かってるから生きるんじゃない、今ここにある「今日という日」は誰も無駄にできないんだ。という事に、気付かされました。

ありきたりで単純かもしれませんが、だからこそ普段慣れてしまっている事に気付いていなかったんだなって思える事ができました。

心に突き刺さったセリフ②

偶然じゃない。
運命なんかでもない。
君が今までしてきた選択と、
私が今までしてきた選択が、
私達を会わせたの。


【僕】が桜良の家に行き、いたずらされた事がきっかけで怒ってしまい、桜良は【僕】に押し倒され泣いてしまいます。【僕】は桜良への罪悪感から家を飛び出し、後を追ってきた桜良にこう言います。

「僕なんかといるよりは、君のことを本気で想ってくれる人といた方がいいんじゃないのかな。僕らはあの日、病院で偶然に出会っただけに過ぎないんだから」

その言葉を聞いて桜良が言ったセリフです。

人生って、偶然でも運命でもないんですよね。今ここに自分がいるのも、今ここにこうして生きているのも、毎日自分たちがしている選択の連続があってここにいるんだなって気付かされました。

その選択って、とっても些細な事だと思うんです。朝何時に起きるとか、今日は何を買おうとか。最終的には、どこの高校に行こうとか、どの仕事に就こうとか。選択が重り重なって、今の自分があるんですよね。偶然や運命のせいにするってとっても簡単なんです。でも、今の自分をつくったのは今までの自分がしてきた選択の集まりなんだ。と教えてくれました。

役者の演技が素晴らしい

山内 桜良 役の浜辺 美波さん。すごく輝いています。キラキラしていて笑顔がとっても可愛くて、こういう同級生クラスにいたなぁ。って感じがします。自分が病気と知っていながら周りに知られないよう明るく振る舞う。本当は1人の時に泣いちゃうような素朴な役柄をうまくこなしています。

笑顔が素敵な印象の彼女ですが、意外にも、メイキングでときおり見せる真剣な顔、仕草が笑顔よりも魅力的だったりします。

【僕】役の北村匠海さんも素晴らしい演技です。人との関わりを避け、感情を露わにしないという難しい役柄ですが、とても素晴らしいです。

少し笑ったり、戸惑ったり、怒ったり、要所要所で感情を表すシーンがあるのですが、唇の動きや手の仕草、目線の流し方などで、感情をうまく表現できています。


1番心にグッとくるシーンは、そんな感情を露わにしない【僕】が、亡くなった桜良の実家に行って最後のお別れを言いに行くシーンでした。

病気の事を知っていた事を打ち明け、桜良の綴った共病文庫を読み終えた時のお母さんと会話を交わすシーン。

「もう、泣いてもいいですか?」

そう一言言ってボロボロと【僕】が泣くシーンは、すごく良かった。涙腺はここからクライマックスまで崩壊しっぱなしです。

【君の膵臓をたべたい】を見た感想

名作です。【君の膵臓をたべたい】は、私たちが何ら変わりなく過ごしているであろう毎日を、今日、その日は価値のある1日なんだと気付かせてくれる作品です。

ありきたりな純愛病気ストーリーの映画ではありません。今日は昨日より頑張りたい!昨日言えなかった事を今日は言いたい!毎日を悔いなくキラキラ輝きながら生きていたい!という、あなたの背中をそっと優しく押してくれる作品です。ぜひ、一度、いいえ、二度でも三度でもご覧になってみてください。

【君の膵臓をたべたい】を見る度にきっと、あなたにとっての今日という日は、ただの今日ではなくなるのですから。

>>>「君の膵臓を食べたい」を見る

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