スカッ!としたい

最初の37分間はつまらない!そこを見なきゃ始まらない【カメラを止めるな!】の感想

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

「何だかだらだらと映画進んでいくなぁ。役者もいちいちわざと臭いし…。」
それが私が【カメラを止めるな!】を見た時の感想。しかしそれは、これから始まる本編への伏線でしかありませんでした。どうか最初で飽きてしまわずに、最後の最後まで見て下さい。最初の37分間は、【カメラを止めるな!】の面白さを噛みしめるための37分間です。

【カメラを止めるな!】はどんな映画?

話題になった作品はぜひとも見たい!しかも、予告編も口コミもなしの先入観ゼロで期待値マックスで見たい!それが私の映画を見る時の楽しみかたでもあります。2018年、この映画はとにかく話題になりました。制作費が300万円という映画制作費のでは格段に低価格でありながら、興行収入が1億7千万円に達したという2018年に公開された超話題作。

話題作とありながら、公開当初は小さい劇場だけでの上映でした。しかし、「おもしろい!」「いい映画!」という口コミが口コミを呼び、ついにはメジャーな大きい劇場でも公開され、しまいには海を渡ってしまい、韓国、ニューヨーク、チェコ等、海外でも上映されてしまう展開となります。

結果、超格安な制作費ながら、破格の興行収入を打ち出した超低燃費作品なんです。

【カメラを止めるな!】予告

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】公式サイトより

キャスト

【カメラを止めるな!】のキャスト陣は、とても個性のある俳優さんたちばかりです。一人一人がいい役柄を演じていて、俳優一人一人がどんな役柄だったのかをここまで覚えている作品はなかなかないのではないでしょうか?

そんな中、絞りに絞った【カメラを止めるな!】の主要キャストを紹介します!

濱津隆之(日暮隆之 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

どこにでもいそうな優しそうな顔。髭を剃ってしまえば案外男前。そんな彼が演じるのは、日々自分が言いたい正直な気持ちをグッと抑えて撮影現場に臨む監督役。理想と現実の狭間に悩みながら精一杯頑張っていく役柄です。

DJの経歴も持ちながら、芸人も経験した事があるという実に多彩?な役者です。

秋山ゆずき(松本逢花 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

グラビアアイドルでありモデルさん。劇中でも生足が幾度となく出てくるのですが、さすがモデル、とても魅力的です。監督とタッグを組むのは3度目。その演技力を評価され監督には引っ張りだこのようです。「よろしくで〜す」が口癖のちょっとイラっとするヒロイン役を、37分間ノーカットでしっかりと演じています。

しゅはまはるみ(日暮晴美 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

エステサロン・TBCのCMにも抜擢された事がある彼女は、今作では少し・・・かなり不器用な役柄を演じています。とても難しい役ですが、その不器用さが作品を盛り上げてくれています。

【カメラを止めるな!】は何が良いのか?

話題作となっている【カメラを止めるな!】ですが、いったい何がいいのか?制作費300万円ながらその話題をかっさらったのは一体何が理由なのでしょうか?

①日本ではほぼ無名の俳優陣が演じる演技の面白さ!

【カメラを止めるな!】の俳優陣をあなたは一度でも見た事があるでしょうか?はっきり言います。私はありません!ただ知らないだけなのかもありませんが、私はいままで生きてきた中でこの作品の俳優陣は見た事も聞いた事もありませんでした。

その無名の俳優陣たちが演じる演技には、どことなくわざとらしく、わざとらしく演じる演技がまた味があり、「クスッ」と笑わせてくれます。

しかし、日本国内では無名であっても、劇中のプロデューサー役を演じる大沢 真一郎は、ニューヨーク・タイムスの「世界で活躍する若手映画俳優100選」に選ばれていたり、主人公の妻役のしゅはまはるみは1997年のエステサロン・TBCの大ヒットCMに出演していたりと、実は無名であり無名でない俳優もいます。

しかし、やはり日本ではほぼ無名に近い俳優陣たち。そんな彼らが演じる演技はとにかく私をを惹きつけるものがありました。

②「こういう人身近にいるよね」という役者ばかり

【カメラを止めるな!】にはそこまで多くの俳優は出演していません。そのためなのか、一人一人にしっかりとした個性があり、作品を見終わった後でもみんなの事を覚えてるという位強烈なインパクトを残します。

長屋和彰(​​神谷和明 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

見た目と言動は上から目線で少し冷たく感じるながらも、時折見せる少し子供っぽいツンデレ具合。監督も手に負えない様な彼が最終的にはあんな事をしてしまうのですからそれがまた面白い。

​​​真魚(まお)(日暮真央 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

母親譲りの突っ走り感、父親譲りの信念が融合してしまった隆之と晴美の娘。我慢という事を知りません。その疾走感は時には失敗へ、時には達成へと導いてくれます。

​細田学(細井学 役)

カメラを止めるな!【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

困ったカンフーゾンビ。なんでこのゾンビだけこんなに構えがカンフーで俊敏なんだ!
この作品のドタバタ劇で大活躍しているカンフーゾンビがカンフーゾンビである訳は作品の中でしっかりと分かりますので見てみてくださいね。

​左:市原洋(山ノ内洋 役)
右:山﨑俊太郎(山越俊助 役)

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

こちらの2人も作品を盛り上げてくれます。少し不器用な山ノ内洋と軟水しか飲めない山越俊助。後にこの性格と耐性が波乱万丈を巻き起こし、作品を多いに盛り上げていきます。

③タイトルコールまでの37分間がすごい!

【カメラを止めるな!】の上映時間は97分。そのうち37分間は1カットのみのガチ撮影が始まります。その37分間は、作品の始まるしょっぱなからの37分。この37分間をどのようにして見るかで、残りの本編の楽しみ方が全く変わってきます。


最初私はこの37分間でエンドロールが流れた時に、「あれ?もう映画終わった?何だったんだこの映画?」をいう感想でした。まんまと騙されました。本編はまさかのここからだったのです。

【カメラを止めるな!】は1つの作品で二度、いいえ三度おいしい作品となっています。最初の1カットの37分間をどのようにして観るかで作品を見終えた後の後味が全く違ってきます。

この37分間は、ダラダラとでもいいです。この人たち何してるんだ?位の感覚で見て頂いてOKです。

④撮影現場と人物像の裏側が見れる

ドラマや映画撮影の裏側が見れるのはもちろんの事、この人こんな良い人だったんだ!という人物の裏側も見る事ができます。

ドラマや映画の撮影現場は案外本当にこのような感じでドかタバタ劇が繰り広げられます。そんな中で本当の自分を見せてくれる役者たちには親近感さえ抱いてしまいます。

⑤結果みんな良いやつ

「こいつ上から目線でムカつくな」「こんな子と付き合いたくないな」そう感じる子たちも現場では真剣。ひとつの作品を作り上げるためにとにかく必死になります。


ヒロイン役の秋元ゆずきなんて、ゾンビに襲われ「わーきゃー」している中、ドラマの進行を止めまいとセット小道具のゾンビの顔を手渡しで受け取ったり、後にゾンビになってしった人たちと注文の多いプロデューサーなんて、ピラミッドでクレーンが壊れた代用として成功させてしまう始末。

【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より


【製作】ENBUゼミナール
【配給】アスミック・エース=ENBUゼミナール
引用元:【カメラを止めるな!】映画本編より

普通に見ていてはムカつく人たちも、ひとつの作品を作り上げるために精一杯できる事を頑張る。見た目では分からない、とにかくみんな良いやつ感が滲み出る作品です。

⑥監督のスタッフ愛が半端ない

ぜひエンドロールも食いついて見てほしい作品です。なぜエンドロールに注目して欲しいかというと、役者の芸名を劇中の登場人物の名前に感じ一文字は被せているんですよね。

例えば、

  • 濱津隆之(日暮隆之 役)
    たかゆき
  • 長屋和彰(​​神谷和明 役)
    かずあき
  • 細田学(細井学 役)
    ほそだまなぶ

などなど・・・。細田学さんなんてもうそのまんまですw
ほとんどの役者さんの芸名を役者の名前に被せていて、役者さん一人一人を大切な一人として扱っているように感じます。エンドロールではたくさんの俳優さんたちの名前が見られるので、どこが被っているか探すのも楽しいと思いますよ。

【カメラを止めるな!】を見た感想

最初はドラマか何かの撮影中に役者たちがゾンビになっていく。そんな中で何かの大切さに気付いていく。そんな映画だと思っていました。でも全く違いましたね。私はこの映画に騙されました。

【カメラを止めるな!】を見て感じた事は、カメラ=時間=人生という事でした。少し深く考えすぎかな?最後はみんなで精一杯出せるもん出して今あるひとつの作品を完成させる。人生ってそんなものじゃないかなと。
作品の中では、「カメラ止めて!!」って言う人と、「絶対にカメラは止めちゃダメ!!」って言う監督がいます。あなたはこの作品を見ている側なので、ぜひ主役の監督側になって見てください。

「カメラ」というのは、あなたの時間であり人生です。カメラはまわってしまえば止める事はできません。人生だって同じ事。始まってしまえば死ぬまで終わる事はできません、人生を生きてるうちに、泣きたい事や辛い事たくさんの困難が待ち受けていますが、それらをどうやって乗り越えていくか?精一杯頑張っていく生き方がこの【カメラを止めるな!】は教えてくれているのではないでしょうか?

エンディングで流れる曲、孫権ラヴァーズ『Keep Rolling』では

なんとなく止めちゃだめ
まわれ、まわれ
もう、時間はね止まらないの

まわせ まわせ
そう、時間はもう止まらないわ

という歌詞があります。【カメラを止めるな!】の世界観にぴったりですよね。カメラ=時間=人生のワードを感じながら、ただのコメディではない、明日からまた頑張れる勇気をくれるスカッとする作品なのでぜひ見てもらいたい作品です。

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本ページの情報は2019年4月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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