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未来のパパとママへ。頑張る男の子の成長を描いた【未来のミライ】感想

意外と子供向けのアニメなのかなぁ?と思って興味本位で見てみたのですが大間違いでした。

【未来のミライ】は、子供と一緒に見るのももちろん良いですが、もし今あなたが恋人がいるなら、大好きな人がいるなら、ぜひ一緒に見てもらいたい作品です。

家庭を持つと必ず訪れる苦悩と喜び。そんな気持ちを【未来のミライ】は教えてくれます。

【未来のミライ】はどんな映画?

家族の長男である4歳の男の子「くんちゃん」が、ある日生まれた妹にお母さんお父さんの愛情を持っていかれてしまう葛藤と成長ストーリー。
2019年 第91回アカデミー賞長編アニメ映画部門ノミネート作品。惜しくも受賞は逃したものの、スタジオジブリ以外の作品でのノミネートは初という快挙を成し遂げた作品です。

細田守監督のこれまでの作品、作品のジャケットから見ても主人公は女子高生の子なのかな?という感じがしますが違います。

お父さん、お母さん、くんちゃん、どの役柄にも自分をシンクロさせやすい作品となっていますので、自分がこの立場だったらどうしてるかな?という事を考えながら見てみてください(。・ω・。)

【未来のミライ】予告

配給:東宝 ©️スタジオ地図



キャラクター&キャスト

くんちゃん(声優:上白石萌歌)

配給:東宝 ©️スタジオ地図

甘えん坊の男の子。妹が家にやってきて、おとうさんとおかあさんが自分にかまってくれない事にやきもきします。

おとうさんとおかあさんを奪った妹は好きになれない!嫌い!そんなくんちゃんが、異次元での出会いを通して、成長していきます。

嫌いな妹にとってくんちゃんはいったい何なのでしょうか?

おかあさん(声優:麻生久美子)

配給:東宝 ©️スタジオ地図

仕事に家事に子供のお世話に・・・。とっても頑張り屋のおかあさん。叱る時は叱って、見守る時は見守る。強くて優しいおかあさん。今はくんちゃんの妹で手一杯になってしまっていますが、くんちゃんへの愛情も欠かさない。

おかあさんも子供の頃はたくさん親に怒られました。そんなおかあさんが今のおかあさんになれたのはどうしてなのでしょうか・・・?

おとうさん(声優:星野 源)

配給:東宝 ©️スタジオ地図

フリーの建築家として働くおとうさん。自宅の設計もおとうさんがしたんでしょうね。とっても奇抜、都会の土地をうまく活用したとても素敵なお家です。二人目の子供が生まれて、仕事一筋ではいかなくなったおとうさん。料理や家事、子供のお世話、自分の仕事に手を付けたいけどなかなか手を付けられない。なかなか不器用なおとうさんですが、子供と一緒におとうさん自身も成長していきます。

おとうさんにはどんな過去があり、どんな成長を遂げていくのでしょうか・・・?

【未来のミライ】の見どころ

きめ細かい表情の描写

特に子供、赤ちゃんの表情と顔の動きが作り込まれています。
赤ちゃんってこんな顔する!
アニメーションでここまで表現できるんだから、監督やスタッフの方はかなり研究したんだろうと思います。

親の苦悩と子の苦悩

【未来のミライ】は、

  • 「どうして分かってくれないの!?」というの苦悩
  • 「どうして分かってくれないの…?」というの苦悩

が描かれています。

その表現がとてもリアル。

そこはそうじゃない!そうしなきゃ!ほら、気付いてあげて!あぁ違うぅぅぅぅぅぅぅ!!Σ(゚д゚lll)

というような、見ているこっちがとにかくあーだこーだ言いたくなるシーンがたくさんあります。とにかくどうにかしてあげたい・・・!そう思わせてくれるリアルな表現、情景がたくさんあります。

自分の気持ちを分かって欲しい大人と、自分に気付いて欲しい子供。
これってきっとどこの家庭にもある日常なんです。心を通い合わせたいけど通いあえない大人と子供。それぞれの苦悩の表現に、感情移入が止まりません。

誰もがみな くんちゃんだった

【未来のミライ】は子供の表現がとっても繊細、リアルに描かれた映画です。そのため、ほっこりする時もあれば、イライライラっとする時もあります。「なんでそんな事するの!?」って作品を見ていて心で言ったり、ため息をついてしまう事もあります。それほど表現がリアルなんです。

リアルというのか、身近といった方が近いかもしれません。子供って本当こうだよね。っていう表現がとてもリアル、身近な表現で表されています。

よく考えると、私も子供の頃はこうだったんだろうなって思いました。誰かに構って欲しくて、気付いて欲しくて、怒られると分かっているのにやってしまう。くんちゃんそのものだったんだろうなって。自分をくんちゃんに置き換えて見てみると、また違った見方ができます。

【未来のミライ】を見た感想

少し辛口な評価もありますが、未来のミライをみて率直に思った感想です。

平凡な家族愛

平凡ほど幸せな愛はないのではないでしょうか?
朝起きたらおはよう、そしていってらっしゃい、帰ってきたらおかえり、そしておやすみ。普段生きている毎日に、いつものようにある愛情、それこそが幸せなのかなって。

作品中のワンシーン、家族みんなでお風呂に入っているシーンなんて、とってもほっこりするし、家族っていいなって思えます。お風呂場のお湯で遊んでいるくんちゃんも、子供の頃誰もがこんなお風呂の入り方したよなぁという描写ですね。

配給:東宝 ©️スタジオ地図

良き日本の良き家族。


くんちゃんの声
上白石萌歌さんの声ですが、とっても綺麗で良い声なんです!それは聞いていてとても気持ちの良い声なのですが・・・。
4歳の男の子の声にはちょっと違和感があるなぁと思いました。少し女の子っぽすぎる感じ。4歳の男の子のわりに、少し知的すぎる印象でした。

口が動かないセリフ
作品の始まりすぐ。あばあちゃんとくんちゃんが、おかあさんとおとうさんと赤ちゃんの帰宅を待つシーンの一コマ。

くんちゃんが犬の鳴き真似をした後に、おばあちゃんの問いに対して「うん!」を何回か言うシーンがあるのですが、最後の「うん!」の時に口が動いていないんですよね。下を向いているので動いてても分からないものかなと思ったのですが、口が動いてない方が不自然でした。

せっかく表情の作り込みが繊細な映画なんだから、こういうところも作り込んでほしかった・・・。

作品の評価は人それぞれだと思います。上記のように、辛口で思う事も書きましたが、作品としてはとっても素晴らしい映画だと思います。

【未来のミライ】で、くんちゃんはたくさんの出会いをして成長していきましたが、現実世界では、この成長を手助けするのはあなたの役目です。実際に子供ができて、何かに迷った時、何かに気付いて欲しい時、その思いを伝えるのはあなたです。子育てはとにかく大変だけど、その先にはすっごい幸せが待っているはずです。

家族っていいな、こういう幸せっていいなって思わせてくれる作品でした。

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