満を辞して登場したターミネーター ニュー・フェイト。ターミネーター大好きな私。期待という期待を胸に、ついにターミネーター ニュー・フェイトを目にする事となります。
なんといっても、あの名作「T2(ターミネーター2)」の正統続編が売り文句なのだから、これまで散々期待を裏切られたターミネーターファンは見るしかない本作品となっています。
そう、あの2人が帰ってきたんです。もう一度タッグを組んだんです。
名作T2(ターミネーター2)の監督ジェームズ・キャメロン
サラ・コナー役 リンダ・ハミルトン
この2人が戻ってきた。それだけでもう、感無量。
しかし、なんともさっぱりとしない後味感がありました。
Contents
ターミネーター ニュー・フェイトのがっかりだった点
ターミネーターは時系列が複雑なため、1回見ただけでは内容を把握するのは難しいです。今回も、もちろん2回見させてもらいました。内容を理解するとより面白い部分が出てくるのですが、本作品の、私なりにがっかりだった点はここです。
T2から4年後のジョン・コナー登場
T2の舞台となった1994年。その4年後の1998年、グアテマラのシーンでジョン・コナーは登場します。
超美男子のジョン・コナーの登場、それだけで本当に嬉しかった!そもそもこの撮影どうやったの?って位リアル。T2の時に撮ってるとは思えないし、CGにしてはリアルすぎるし、ターミネーターファンならとても喜ぶワンシーンでもありました。
が…
ジョン・コナーが出るのは、この冒頭のシーンしかありません。
なぜなら、再び未来から送り込まれたT-800に殺されてしまうからです。
衝撃的でした。視聴者の注目を引くにはとってもいい描写かもしれないのですが、T2でせっかく生還し、未来への希望を持つ事のできた人類に対しては、辛すぎるジョン・コナーのあっけない死。嘘ん…。
複雑になりすぎたターミネーターの時系列
ターミネーターシリーズは、実は本作品が6作品目。時系列が複雑すぎて、だんだんと訳がわからなくなってきています。
というのも、ターミネーターシリーズは、3つの時間軸があり、作品毎に違う時間軸の作品として扱われているんです。
そして、名作T2の約20年後がターミネーター ニュー・フェイト。本作品に登場するT-800が言うセリフで、「20年学んだ…」というシーンがあるので、T2から24年後の事かと思われますが…。
>>>外部リンク
【ターミネーター】の時系列をすっきりさせて【ストーリー】をざっくり把握
機械軍強すぎ問題
本作品で登場するターミネーターは、液体金属でもなく、ナノ粒子でもない。潰しても溶かしても死なないREV-9だ!
もうだんだん訳がわからなくなってきた。未来からくるのだから、毎回最強のターミネーター出てくるのは大歓迎&期待しまくっているのですが、
このREV-9、もはやエイリアンなのである。
分身するは、全身凶器だは、もう、最強すぎて、なんだかもう…。最強のターミネーターはT-1000までで良かったような。
ターミネーター ニュー・フェイト キャスト
最強タッグで制作されたターミネーター ニュー・フェイト。年齢を重ねたリンダ・ハミルトン、シュワちゃんはやっぱり最強にカッコ良かった。
リンダ・ハミルトン(サラ・コナー 役)

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
引用元:【ターミネーター ニュー・フェイト】映画本編より
アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800 役)

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
引用元:【ターミネーター ニュー・フェイト】映画本編より
マッケンジー・デイヴィス(グレース 役)

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
引用元:【ターミネーター ニュー・フェイト】映画本編より
ナタリア・レイエス(ダニー 役)

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
引用元:【ターミネーター ニュー・フェイト】映画本編より
ガブリエル・ルナ(REV-9 役)

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
引用元:【ターミネーター ニュー・フェイト】映画本編より
あらすじ
ターミネーター ニュー・フェイトを見る前に
ここまで散々言ってきた本作品ですが、シンプルに楽しむ方法があります。
それは、T1、T2、ニュー・フェイトだけを考えると言う事。
他の作品は、時系列が違うため、深読みせず、ニュー・フェイトは単純にT2の約20年経った時代の話と考えて、見てみてください。
要は、他の内容は忘れる。です。
数年に渡り、これほどまでに多くの作品を出してきたターミネーターシリーズ。
作品が出れば出るほど、時系列が複雑になってきています。
今回は、T1、T2の時系列にだけ集中しましょう。
ターミネーター ニュー・フェイトの見どころ
ターミネーターファンを喜ばせてくれるいつもの「I’ll be back.」もちろん今回もあります。それ以外にも、毎回出てくる作品毎の最強のターミネーターをどう倒すのか?見どころはたくさんあります。
最恐のターミネーター REV-9
ターミネーターの楽しみの1つ。今回はどんなターミネーターが出てくるのか?
ターミネーター ニュー・フェイトは、最恐、最悪のターミネーターが出てきます。その製品番号は【REV-9】。
ついに【T】じゃなくなりましたね。
このREV-9、液体金属でもナノ粒子でもありません。しかも、動きまくれるという、歴代ナンバー1間違いなしの最恐ターミネーターです。
ターミネーター1人 VS 4人!
任務遂行のためにどこまでも追ってくるREV-9。シュワちゃん1人、サラ1人では倒す事のできない相手です。
本作品は、シュワちゃん、サラ、グレースが1体のターミネーターを前に、力を1つにして闘う大迫力のシーンは見ものです。
弱かった女性から強い女性への変化
自分は何もできない普通の子と言っていたダニー。未来はどうしてダニーを守ろうとするのか?
ただ弱かった女性ダニーが、強い女性になっていく様を描いていくのはとても良かった。
車の運転すらできなかったダニーが、REV-9に銃を構え1人で立ち向かっていく姿は、女性だけでなく、見る人みんなが勇気をもらえるシーンです。
絶望は消えない。しかし希望も消えない
今回もまた未来からやってきたターミネーター。未来を救ったはずなのに、またターミネーターはやってきました。
ターミネーターという絶望は、何度となく襲ってきました。何をやっても死なないREV-9。倒す方法もない。いったいどうすればいいのかという絶望。
ジョンという希望を失っても、ダニーという別の希望を生み出した現代。
繰り返しやってくる絶望に、見つける事のできたかすかな光は、人類の希望でした。
これは、きっと人生と同じなんですよね。
私たちの人生も、いい事ばかりではありません。むしろ、悪い事の方が多いはずです。その絶望にどう立ち向かっていくのか?
何か解決策がある事、立ち向かっていく勇気を見せてくれました。
ターミネーター ニュー・フェイトの感想
楽しかった!
時系列が分からなくなりやすいターミネーターシリーズ。じっくり今回も2回見させてもらいました。
時系列としては、T2の正統続編の本作品。あまりに衝撃的な始まりかたで度肝を抜かれてしまったけど、T2の20年後を描いていた良作でした。
しかし、歴代ターミネーターシリーズ見ないとやっぱり内容は分かりません。必ず復習をしてからターミネーター ニュー・フェイトに挑戦しましょう。